初ツーリング旅日記②2日目(11月10日)
ツーリング2日目、大間での朝は早起きでした。早く起きたのは前日の疲れを超越したワクワク感…と、言いたいところですが、実は昨夜より吹き荒れる風がうるさかったから(笑)。でも、普段ならこれほど強く風が吹けば外出が億劫になるのですが、前の日に慣れてしまったせいか、全然億劫にはなりませんでした。ただし、強風だし路面凍結、降雪も十分ありうるので、注意はしなければなりません。
宿を出ると、岬周辺をブラブラ散歩。といっても、観光シーズンではないので、寂しさたっぷり(笑)。でも、本州最北端…だから何、と言われると困りますが、単に端というだけでテンション上がるのが人間の性じゃありませんか?
大間では町おこしゲリラ「あおぞら組」という、地域おこし活動が有名で、マグロ一筋と描かれたTシャツ、大漁旗をリフォームしてカバンを作ったり、いろいろ活動しています。
関心はあったのですが、視察目的ではないので、お土産屋でマグロふりかけとだし醤油を購入し、佐井を目指して南下しました。
佐井村から出ていたは仏ヶ浦行の観光船も、これまた10月末で終了。残念でしたが仏ヶ浦は歩いても行ける場所なので、そこを目指してさらに南下。北限のサルに会ったり、海辺の断崖のクネクネ道を上ったり下りたり、三陸以上の断崖&秘境感でした。
佐井から南下すること小1時間、国道沿いに駐車場があり、そこから徒歩で約10分で仏ヶ浦に着きました。自然の岩の造形がすごいのなんの! 最近やっと「下北ジオパーク」に認定されたそうですが、もっともっと早く認定されるだけの十分なポテンシャルだと思いました。
ちなみにジオパークとは、例えば火山、化石、地層など、地質学的な見どころがある場所を認定する制度で、日本で43か所が認定されています。さらにその上に世界ジオパークがあり、ユネスコが認定が世界ジオパークに認定している日本国内のジオサイトは8箇所です。詳細は下記をご覧ください。
仏ヶ浦を出発後は脇野沢方面に行きたかったのですが、道路が冬期閉鎖のため、内陸方面に迂回しましたが…こちらも雪道でした。橋の上など完全に凍結、車でも冬タイヤが必要な、完全な冬道でした。
今更引き返す気にはなれず、おっかなびっくり進みましたが…案の定、スリップ!とりあえず、タコ踊りはしたものの、なんとか転ばなくてよかったです。
そうこうして山を下り、川内を抜け、大湊へ。昨日行った吉田パンの大湊店を見つけたので、あんバターパンを補給し、ひたすら海岸線を南下しました。昨日と同じ道じゃつまらない、と国道を野辺地に向かってひたすら南下。海岸線の見晴らしのいい場所をひたすら飛ばして、気持ちよかったな~!でも、あんまり南下すると道が東方向に行ってしまい、宿をとった八戸が遠くなるので、県道5号で西方向に進みました。
そこからスマホのナビを起動し、ナビに導かれ、途中の道の駅「おがわら湖」で休憩しました。着いた時点でほぼ夜でしたが、出発時は完全に真っ暗でした。八戸までは1時間強で行ける…と思いきや、思わず落とし穴にハマりました。
・今までそんなことなかったのに、ヘルメットがくもり視界不良。対向車にライトを当てられる度にホワイトアウト、危険すぎる。
・有料道路に誘導するカーナビ… 原付では乗れないし、設定がわからない。だいたいバイク乗りながら調整などできない。
・途中の経路が、狭いくせに、交通量多く、雪まである細道。番号のついた国道や県道ではなく、サッパリどこを走ってるのかわからない。
そんな状況でメットは「曇っては拭く」の繰り返し、カーナビにも振り回され、やっと八戸の宿についた頃は19時過ぎてました。
八戸では屋台村「みろく横丁」のマンキ食堂なる店で、ビールと焼ニンニク、たぬき丼、南部せんべいピザをいただきました。一般的な好みと違うのだろうけど、個人的に美味かったのは、たぬき丼。ご飯に揚げ玉、天つゆ、温玉がかかったもので、私は気に入りました。
八戸屋台村 みろく横丁 | 青森県八戸市中心街 26店舗の屋台村です。
ここで、「なぜ八戸で海の物を食わない!?」とツッコまれそうなので弁明。それはなぜなら、①前夜も翌朝も海の物を食べるから②私自身も海辺の町に暮らしているから③たまたまそれほど食いたいものがなかったから、です。
以上、224㎞を走ったカブツーリング2日目のレポートでした。
初ツーリング旅日記①初日(11月9日)
下北半島へ3日間のツーリングに行く、と10月に決めたので、11月9日より行ってきました。バイクはスーパーカブ、乗って3年目になりますが、近場にしか使用してなかったので、私にとって人生初のバイクツーリングになります。旅は好きで、公共交通、ヒッチハイク、自転車など色々やりましたが、バイクは未経験でした。
・ツーリングには遅い11月ですが、夏は仕事忙しいのでやむを得ない
・行先:下北半島 行ったことはあるけれど、しばらく行ってなかったから。10余年ぶり。私の住む岩手の隣ですが、近くて遠い場所。
天気予報は良かったのに、いざ旅立つと怪しい雲行き…案の定、出発数分後に最初の峠でいきなりみぞれに。「そのうちやむだろう」と思っていると実際やんだのですが、1時間後に再び小雪に… 前日に届いたポンチョを着ました。
ちなみにカッパは持っていましたがジャンバーの上から着れる雨具がほしい、と数日前に注文した袖付きポンチョ…これが大正解。雪、風、雨に悩まされた3日間、ポンチョは大活躍でした。
天候以外、ツーリングは順調に進行。岩手から青森に入り、八戸を通過。すると、青森県三沢市郊外で、まさかのガス欠!距離を見るとまだ大丈夫なはずですが、とにかくエンジンがピンチ!? リザーブタンクに切り替え、六ケ所村でなんとか給油して危機脱出…リッター130円超えてて高かったけど。
横浜町(神奈川でなく、青森の横浜町)あたりでは、寒、強風、ちらつく小雪、そして着雪した対向車を見て、めげてました(-_-;)
とりあえず、道の駅ではトイレの軒下までバイクを入れさせてもらい、ポンチョやメットを外し、トイレを済ませました。おにぎり持参してましたが体を温めたいと、かけそば520円を注文。我ながら非常に単純ですが温かいそばで気力回復(笑)、雪もやんだので横浜を出発、北上しました。
マサカリといわれる下北半島の、斧の刃の付け根の位置にあたるむつ市では、吉田屋ベーカリーで「あんバター」パンを購入。こういう安くて美味いB級ものは大好きなので、今回の旅の楽しみの1つでした。ちなみに、太宰治(青森県金木町出身)にちなんで、「走れメロン」なるあんバター入りメロンパンが期間限定でありましたが、さすがに甘すぎそうなのでパス。
そして、むつ市郊外の釜臥山へ…ここから見る夜景はアゲハチョウの形に見えると有名なのですが、11月4日からは冬季休業で道路も閉鎖。わかってはいてもぜひ見てみたいので、とにかく行ってみましたが… 山麓は完全に白い雪道。ノーマルタイヤのバイクで命かけていく気にはなれず、残念ながら撤退…いつか必ず行こう!
そして目的地である本州最北端の大間を目指しました。むつから普通車で1時間、カブでも1時間半の距離だと思っていましたが…甘かった(-_-;) 下北半島北側の大畑~風間浦~大間は強風かつ吹雪、温度は-3℃。スピードなど出せるはずもありません。路面も凍結気味で、転倒はしていものの少々スリップしました。
おっかなびっくりでゆっくり進み、大間についたのは18時過ぎ。16時半には日没なので、もう真っ暗で心細かったです。宿の人にも、バイクで来たことを驚かれました。
民宿ではヒノキ風呂で入浴して体を温め、夕食にマグロとビールをいただきました。残念ながらマグロは大間産ではなく近海ものでしたが、十分美味かったです。
大統領選の結果を報じるニュースに驚きながら、その日は就寝しましたが…大間の強い風は就寝後も吹き荒れ、我ながらよくこの風の中を来たもんだと思っていました。
初日、ここまで280㎞、約11時間の道のりでした。
次回に続きます。
バイク旅で手の防寒対策
昨日の帰り、気温2℃。バイクで走ると、手が冷たくてつらかった。手袋はさほど厚くないものだった。
これじゃツーリングやばいと思い、ハンドルにつけるカバーをネット通販で探した。手袋を2重にする作戦も考えた。手袋に唐辛子を入れてみようか(やったことないが、靴下に入れるという寒さ対策があるらしい)とも考えた。
今日、冬期野外活動等で使う手袋Aに変えてみた。2重グローブや唐辛子も考え、実際に複数の手袋や唐辛子も、ピンチには使おうと持参した。
すると、帰りはただの手袋Aのみで大丈夫だった。しかも気温は昨日より低い0℃。
よっしゃ行ける! ツーリングに自信がでてきた。
天気予報も良くなったし、よーし行けるぜ、行こう! あ~楽しみ~♪
おぉぉ~忍者すげ~~
バイク関連が続いたけど、番外編。バイクのニンジャではありません。
青森で忍者屋敷が発見されたそうです。
すごいですよね!? 忍者って聞くだけでワクワクしませんか?
男なら誰でも一度は憧れたことありませんか、忍者に! そして子どもなら当然、大人でもつい童心に帰ってワクワクさせてくれるキーワードだと思います。
で、そもそも「青森大学忍者部」とは何か?
<青森大>シュシュッと参上!忍者部 暗躍中 | 河北新報オンラインニュース
発足時に話題になってたと思いますが、学生数名のサークルではなく、大学公認の部だそうです。いいな~(^^♪ 俺が在学してたら入部するな。