初ツーリング旅日記①初日(11月9日)

下北半島へ3日間のツーリングに行く、と10月に決めたので、11月9日より行ってきました。バイクはスーパーカブ、乗って3年目になりますが、近場にしか使用してなかったので、私にとって人生初のバイクツーリングになります。旅は好きで、公共交通、ヒッチハイク、自転車など色々やりましたが、バイクは未経験でした。

 

・ツーリングには遅い11月ですが、夏は仕事忙しいのでやむを得ない

・行先:下北半島 行ったことはあるけれど、しばらく行ってなかったから。10余年ぶり。私の住む岩手の隣ですが、近くて遠い場所。

 

天気予報は良かったのに、いざ旅立つと怪しい雲行き…案の定、出発数分後に最初の峠でいきなりみぞれに。「そのうちやむだろう」と思っていると実際やんだのですが、1時間後に再び小雪に… 前日に届いたポンチョを着ました。

 ちなみにカッパは持っていましたがジャンバーの上から着れる雨具がほしい、と数日前に注文した袖付きポンチョ…これが大正解。雪、風、雨に悩まされた3日間、ポンチョは大活躍でした。

 

天候以外、ツーリングは順調に進行。岩手から青森に入り、八戸を通過。すると、青森県三沢市郊外で、まさかのガス欠!距離を見るとまだ大丈夫なはずですが、とにかくエンジンがピンチ!? リザーブタンクに切り替え、六ケ所村でなんとか給油して危機脱出…リッター130円超えてて高かったけど。

 

横浜町(神奈川でなく、青森の横浜町)あたりでは、寒、強風、ちらつく小雪、そして着雪した対向車を見て、めげてました(-_-;)

とりあえず、道の駅ではトイレの軒下までバイクを入れさせてもらい、ポンチョやメットを外し、トイレを済ませました。おにぎり持参してましたが体を温めたいと、かけそば520円を注文。我ながら非常に単純ですが温かいそばで気力回復(笑)、雪もやんだので横浜を出発、北上しました。

 

マサカリといわれる下北半島の、斧の刃の付け根の位置にあたるむつ市では、吉田屋ベーカリーで「あんバター」パンを購入。こういう安くて美味いB級ものは大好きなので、今回の旅の楽しみの1つでした。ちなみに、太宰治青森県金木町出身)にちなんで、「走れメロン」なるあんバター入りメロンパンが期間限定でありましたが、さすがに甘すぎそうなのでパス。

 

そして、むつ市郊外の釜臥山へ…ここから見る夜景はアゲハチョウの形に見えると有名なのですが、11月4日からは冬季休業で道路も閉鎖。わかってはいてもぜひ見てみたいので、とにかく行ってみましたが… 山麓は完全に白い雪道。ノーマルタイヤバイクで命かけていく気にはなれず、残念ながら撤退…いつか必ず行こう!

 

そして目的地である本州最北端の大間を目指しました。むつから普通車で1時間、カブでも1時間半の距離だと思っていましたが…甘かった(-_-;) 下北半島北側の大畑~風間浦~大間は強風かつ吹雪、温度は-3℃。スピードなど出せるはずもありません。路面も凍結気味で、転倒はしていものの少々スリップしました。

 

おっかなびっくりでゆっくり進み、大間についたのは18時過ぎ。16時半には日没なので、もう真っ暗で心細かったです。宿の人にも、バイクで来たことを驚かれました。

民宿ではヒノキ風呂で入浴して体を温め、夕食にマグロとビールをいただきました。残念ながらマグロは大間産ではなく近海ものでしたが、十分美味かったです。

大統領選の結果を報じるニュースに驚きながら、その日は就寝しましたが…大間の強い風は就寝後も吹き荒れ、我ながらよくこの風の中を来たもんだと思っていました。

 

初日、ここまで280㎞、約11時間の道のりでした。

次回に続きます。