初ツーリング旅日記②2日目(11月10日)

ツーリング2日目、大間での朝は早起きでした。早く起きたのは前日の疲れを超越したワクワク感…と、言いたいところですが、実は昨夜より吹き荒れる風がうるさかったから(笑)。でも、普段ならこれほど強く風が吹けば外出が億劫になるのですが、前の日に慣れてしまったせいか、全然億劫にはなりませんでした。ただし、強風だし路面凍結、降雪も十分ありうるので、注意はしなければなりません。

 

宿を出ると、岬周辺をブラブラ散歩。といっても、観光シーズンではないので、寂しさたっぷり(笑)。でも、本州最北端…だから何、と言われると困りますが、単に端というだけでテンション上がるのが人間の性じゃありませんか?

f:id:naoday:20161110085442j:plain

大間では町おこしゲリラ「あおぞら組」という、地域おこし活動が有名で、マグロ一筋と描かれたTシャツ、大漁旗をリフォームしてカバンを作ったり、いろいろ活動しています。

関心はあったのですが、視察目的ではないので、お土産屋でマグロふりかけだし醤油を購入し、佐井を目指して南下しました。

 

佐井村から出ていたは仏ヶ浦行の観光船も、これまた10月末で終了。残念でしたが仏ヶ浦は歩いても行ける場所なので、そこを目指してさらに南下。北限のサルに会ったり、海辺の断崖のクネクネ道を上ったり下りたり、三陸以上の断崖&秘境感でした。

 

佐井から南下すること小1時間、国道沿いに駐車場があり、そこから徒歩で約10分で仏ヶ浦に着きました。自然の岩の造形がすごいのなんの! 最近やっと「下北ジオパーク」に認定されたそうですが、もっともっと早く認定されるだけの十分なポテンシャルだと思いました。

 

f:id:naoday:20161110114714j:plain

 

ちなみにジオパークとは、例えば火山、化石、地層など、地質学的な見どころがある場所を認定する制度で、日本で43か所が認定されています。さらにその上に世界ジオパークがあり、ユネスコが認定が世界ジオパークに認定している日本国内のジオサイトは8箇所です。詳細は下記をご覧ください。

日本のジオパーク | 日本ジオパークネットワーク

 

仏ヶ浦を出発後は脇野沢方面に行きたかったのですが、道路が冬期閉鎖のため、内陸方面に迂回しましたが…こちらも雪道でした。橋の上など完全に凍結、車でも冬タイヤが必要な、完全な冬道でした。

f:id:naoday:20161110130232j:plain

今更引き返す気にはなれず、おっかなびっくり進みましたが…案の定、スリップ!とりあえず、タコ踊りはしたものの、なんとか転ばなくてよかったです。

 

そうこうして山を下り、川内を抜け、大湊へ。昨日行った吉田パンの大湊店を見つけたので、あんバターパンを補給し、ひたすら海岸線を南下しました。昨日と同じ道じゃつまらない、と国道を野辺地に向かってひたすら南下。海岸線の見晴らしのいい場所をひたすら飛ばして、気持ちよかったな~!でも、あんまり南下すると道が東方向に行ってしまい、宿をとった八戸が遠くなるので、県道5号で西方向に進みました。

 

そこからスマホのナビを起動し、ナビに導かれ、途中の道の駅「おがわら湖」で休憩しました。着いた時点でほぼ夜でしたが、出発時は完全に真っ暗でした。八戸までは1時間強で行ける…と思いきや、思わず落とし穴にハマりました。

・今までそんなことなかったのに、ヘルメットがくもり視界不良。対向車にライトを当てられる度にホワイトアウト、危険すぎる。

・有料道路に誘導するカーナビ… 原付では乗れないし、設定がわからない。だいたいバイク乗りながら調整などできない。

・途中の経路が、狭いくせに、交通量多く、雪まである細道。番号のついた国道や県道ではなく、サッパリどこを走ってるのかわからない。

そんな状況でメットは「曇っては拭く」の繰り返し、カーナビにも振り回され、やっと八戸の宿についた頃は19時過ぎてました。

 

八戸では屋台村「みろく横丁」のマンキ食堂なる店で、ビールと焼ニンニク、たぬき丼、南部せんべいピザをいただきました。一般的な好みと違うのだろうけど、個人的に美味かったのは、たぬき丼。ご飯に揚げ玉、天つゆ、温玉がかかったもので、私は気に入りました。

 八戸屋台村 みろく横丁 | 青森県八戸市中心街 26店舗の屋台村です。

マンキ食堂 | 八戸屋台村 みろく横丁

ここで、「なぜ八戸で海の物を食わない!?」とツッコまれそうなので弁明。それはなぜなら、①前夜も翌朝も海の物を食べるから②私自身も海辺の町に暮らしているから③たまたまそれほど食いたいものがなかったから、です。

 

以上、224㎞を走ったカブツーリング2日目のレポートでした。